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マットレスのページを開くと、商品名のとなりに「110N」「170N」といった数字が並んでいます。これが何を意味するのか分からないまま、なんとなく口コミの星の数で決めようとしていませんか。
在宅で仕事をする拓也さん(38歳)も、まさにそうでした。10年使った薄手のマットレスを買い替えようと比較ページを開いたものの、「N」という見慣れない単位の前で手が止まってしまったそうです。
数字が大きいほうがいいのか、小さいほうがいいのか。自分の体にはどれが合うのか。判断する物差しがないまま、レビューを何本も読み比べては疲れてしまう。
この記事では、その「N(ニュートン)」の意味を、まずやさしく整理します。やわらかめからかためまでの目安、体重ごとの選び方、仰向けと横向きで変わる考え方まで、順番に見ていきます。数字に振り回されず、自分に合う硬さを選ぶための材料をお渡しします。
マットレスの硬さ「ニュートン(N)」とは?数値の意味をやさしく解説
ニュートン(N)は、マットレスがどれくらいの力で体を押し返すかを表す単位です。数字が大きいほど反発力が強く、つまり硬めだと考えてください。
なぜこの単位が使われるのでしょうか。やわらかい・硬いという感覚は人によってバラバラで、言葉だけでは伝わりにくいからです。
そこで、マットレスを一定の大きさだけ押し込むのに必要な力を数値化したものがニュートンです。共通の物差しがあれば、商品どうしを並べたときに硬さの傾向を比べやすくなります。
たとえば拓也さんが見ていた「110N」と「170N」を並べると、170Nのほうが押し返す力が強い、つまり硬めだと読み取れます。数字の意味さえ分かれば、商品ページの「N」はもう怖くありません。
やわらかさが好みなら小さめの数字、しっかり支えてほしいなら大きめの数字。まずはこの方向だけ覚えておけば十分です。

ニュートンの目安は?やわらかめ〜かための区分
ニュートンの目安は、おおまかに3つの区分で覚えると分かりやすいです。やわらかめが約100N未満、ふつうが約100〜150N、かためが約150N以上、という幅でとらえてください。
なぜ区分で覚えるのかというと、1Nきざみの正確な数字よりも、自分が「やわらかめ・ふつう・かため」のどこを探しているかを先に決めるほうが、選ぶときに迷いにくいからです。
区分の目安を整理すると、次のようになります。
| 区分 | ニュートンの目安 | 感触の傾向 |
|---|---|---|
| やわらかめ | 約100N未満 | 体が包まれる感覚。沈み込みやすく、寝返りには少し力がいる。 |
| ふつう | 約100〜150N | 標準的な硬さ。多くの人が無理なく使いやすい幅。 |
| かため・高反発 | 約150N以上 | 押し返す力が強く、沈み込みにくい。寝返りが打ちやすい傾向。 |
冒頭で迷っていた拓也さんの「110N」はふつう寄り、「170N」はかための区分に入ります。同じ高反発というくくりでも、150Nと200Nではかなり感触が違うので、区分のなかでもさらに自分の好みを見ていくことになります。
この区分はあくまで目安です。メーカーによって基準の取り方が違うので、数字だけで決めきらない点はあとで詳しく触れます。かための区分が気になる方は、硬いマットレスおすすめの選び方もあわせてご覧ください。
体重別の硬さの目安は?体格で合う数字は変わる
ニュートンの目安は、同じ数字でも体重によって体感が大きく変わります。軽めの人にはちょうどよくても、大柄な人には沈みすぎる、ということが起こります。
理由は単純です。体が重いほどマットレスを深く押し込むので、軽い人なら沈まない硬さでも、重い人だと腰から沈み込んでしまうからです。
逆に、軽い人が硬すぎるマットレスを選ぶと、体が乗っているだけで沈み込まず、背中や腰が浮いて圧力が一部に偏ることがあります。体重別のおおまかな目安を整理すると、次のような方向になります。
| 体重の目安 | 合いやすい硬さ |
|---|---|
| 軽めの方(およそ50kg未満) | やわらかめ〜ふつう(約100N前後) |
| 標準的な方(およそ50〜80kg) | ふつう〜やや硬め(約100〜150N) |
| 体格がしっかりした方(およそ80kg以上) | かため・高反発(約150N以上) |
外回りの営業でやや大柄な健一さん(45歳)は、やわらかいマットレスだと腰から沈み込んでしまうのが悩みでした。同じ「ふつう」の硬さでも、標準体型の拓也さんと健一さんでは沈み方がまるで違います。
だから、口コミで「ちょうどよかった」という声を見つけても、その人の体格が自分と近いかどうかまで見ておくと、判断を間違えにくくなります。体重に近い体感をもっと詳しく知りたい方は、寝心地で選ぶ視点もあわせて参考になります。

寝方(仰向け・横向き)で変わる選び方
合う硬さは、体重だけでなく、ふだんどんな姿勢で寝ているかでも変わります。仰向け中心の人と横向き中心の人では、向いている硬さが違ってきます。
なぜ変わるのかというと、姿勢によってマットレスに当たる体の出っ張りが違うからです。仰向けでは背中とお尻が広く面で当たり、横向きでは肩と腰が点で当たります。
当たり方が違えば、ちょうどよく支えてくれる硬さも変わるわけです。仰向けで寝ることが多い人は、やや硬めが向いていることが多いです。
背骨の自然なS字カーブを保つには、お尻が沈みすぎない支えがあるほうがいいからです。仰向けに横になったとき、腰の下に手のひらがすっと入るくらいだと支えが足りず、まったく入らないほど沈むならやわらかすぎる、という見方ができます。
横向きで寝ることが多い人は、硬すぎると肩が押し返されて痛く感じることがあります。横向きでは肩と腰の出っ張りを受け止めつつ、背骨が床と平行に近くなる硬さが目安です。
やや沈み込みの余地があるほうが、肩への当たりがやわらぎます。寝相が動く人や、夜のあいだに仰向けと横向きを行き来する人は、極端に硬い・やわらかいを避けて、ふつう寄りから探すと外しにくくなります。
やわらかすぎ・かたすぎのデメリットは?腰の落ち込みと底つき
硬さ選びでは、「やわらかすぎる」と「かたすぎる」の両方に、それぞれ別のつらさがあります。どちらかに振りすぎると、新しい不満が出てきます。
やわらかすぎるマットレスのデメリットは、腰の落ち込みです。体のなかでいちばん重いお尻と腰が深く沈み込み、背骨が「く」の字に曲がった形で固定されてしまいます。
この状態が一晩続くと、朝の起き上がりが重く感じられる方もいます。へたった寝具も同じで、買った当初はちょうどよくても、何年も使ううちに重い部分だけが先にへこんで、寝るたびに同じ場所へ落ち込むようになります。
かたすぎるマットレスのデメリットは、底つきと圧力の偏りです。板のように硬すぎると、出っ張った肩とお尻だけがマットレスに当たり、その二点に体重が集中します。
腰のあたりは浮いて宙ぶらりんになりやすい。畳の上で横になったときの、背中が浮く感じを思い出すと分かりやすいかもしれません。さらに、薄くて硬いマットレスでは、沈んだときに床の硬さが伝わる「底つき」を感じることもあります。
正直にお伝えすると、「硬ければ硬いほどいい」というのは思い込みです。やわらかすぎても硬すぎても、体のどこかに負担が偏ってしまう。
だからこそ、自分の体重と寝方に合わせて、ちょうどよい一点を探すことが大切になります。腰の違和感が気になる方は、腰のつらさで選ぶマットレスの5つの軸も参考にしてください。
ニュートン表示の注意点|メーカーで基準が違う・「約N」表記
ニュートンの数字は便利な物差しですが、うのみにすると判断を誤ることがあります。メーカーによって測り方や基準が違うため、同じ数字でも感触がそろうとは限らないからです。
理由はいくつかあります。ニュートンを測るときの押し込み具合や試験のやり方が、メーカーごとに統一されているわけではありません。
マットレスは1枚のウレタンでできているとは限らず、何層も重ねた構造のものが多くあります。表示された数字が、表面の層なのか、腰を支える中の層なのかで、寝たときの体感はまったく変わってきます。
たとえば「腰部に約260N」と書かれていても、それは腰のあたりの中の層の数字で、全身がその硬さというわけではありません。表面はもっとやわらかく仕上げてあることが多いのです。
だから「約260Nなんて硬すぎるのでは」と身構える必要はありません。数字は「どの部分の、どの層の値か」までセットで読むのがおすすめです。
商品ページで「約170N」のように「約」がついているのも、こうした測定のばらつきを正直に表しているからです。数字は方向性をつかむ参考にとどめて、最後は構造の説明や、できれば実際に横になった感触で確かめる。この順番で見ていくと、数字だけにだまされにくくなります。
110Nと170Nでは寝心地はどれくらい違う?
170Nのほうが押し返す力が強く、硬めです。110Nはふつう寄りで体が少し沈み込む感触、170Nはかための区分で沈み込みにくく寝返りが打ちやすい傾向があります。
沈みすぎが気になる人や大柄な人は170N寄り、包まれる感触が好きな人や軽めの人は110N寄りが合いやすいです。同じ高反発のくくりでも、この60Nの差で寝心地の印象は変わってきます。
迷ったときの選び方と、部位で硬さを変えるという考え方
ここまでの話を踏まえて、迷ったときにどう決めればいいか整理します。先に大事なことだけ伝えると、「数字を1つに絞ろうとしない」「部位で硬さを変える発想を知っておく」の2点です。
まず、自分の条件を3つだけ書き出してみてください。体重の区分(軽め・標準・大柄)、寝る姿勢(仰向け中心・横向き中心・どちらも)、今の不満(沈みすぎ・硬すぎ・へたり)。
この3つが決まれば、探すべきニュートンの方向はおのずと絞られます。たとえば標準体型で仰向け中心、今のマットレスが沈みすぎなら、ふつう〜やや硬め(約120〜170N)あたりが出発点になります。
そのうえで知っておきたいのが、「部位で硬さを変える」という考え方です。体は、頭・腰・足で重さも沈み込みの深さも違います。
全身を同じ硬さで支えるより、重い腰はしっかり、軽い部分はやさしく、と場所ごとに支え方を変えるほうが、背骨のラインを保ちやすくなります。近年のマットレス設計で重視されるようになってきた発想です。
硬さを一つの数値で語るのではなく、体のどこをどう支えるかで考える。これが、数字選びの先にあるもう一段の見方です。
合う硬さは横になってみないと分かりにくいので、試せる期間がある製品を選んでおくと、選びの失敗を減らせます。

ひとつの選択肢として|雲のやすらぎプレミアム モデル3R
部位で硬さを変える発想を形にした一例として、雲のやすらぎプレミアム モデル3Rがあります。あくまで数あるマットレスのひとつとして、その特徴を見てみます。
このモデルは、頭部・腰部・足部で硬さを変えるスリーゾーンフィット構造を採っています。沈み込みやすい腰のあたりには超高反発ウレタンを使い、その反発力は約260N。
記事の前半でお伝えしたとおり、これは腰部分の中の層の数値で、表面はやわらかく仕上げられているので、「全身が約260Nの硬さ」というわけではありません。重い腰はしっかり支え、軽い部分はやさしく受け止める。部位別の支えを一枚で実現しようとした設計です。
厚みはホテルのマットレス級のボリュームがあり、フローリングに直置きしても底つきを感じにくいつくりです。日本製で、合うかどうかを試せる返金保証の仕組みも用意されています。
保証の条件・日数は時期で変わる場合があるため、必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。数字の意味が分かったうえで、自分の体に合いそうか確かめてみたい方は、仕様や最新の価格を公式ページで見ながら判断できます。
よくある質問
マットレスのニュートンは何Nが目安ですか?
体重と寝方で変わるので一律には言えませんが、目安としては、やわらかめが約100N未満、ふつうが約100〜150N、かためが約150N以上です。
標準体型なら約100〜150N、大柄なら約150N以上が一つの出発点になります。最後は自分の体格と、仰向け中心か横向き中心かに当てはめて選ぶのがおすすめです。
110Nと170Nの違いは何ですか?
170Nのほうが押し返す力が強く、硬めです。110Nはふつう寄りで体が少し沈み込む感触、170Nはかための区分で沈み込みにくく寝返りが打ちやすい傾向があります。
沈みすぎが気になる人や大柄な人は170N寄り、包まれる感触が好きな人や軽めの人は110N寄りが合いやすいです。
高反発マットレスは何N以上ですか?
明確な決まりはありませんが、一般的には約110N以上が高反発の目安とされることが多いです。約150N以上になると、かなりしっかりした押し返す力を感じます。
高反発のなかでも数字の幅は広いので、区分のなかでさらに体重と好みで絞っていくのがおすすめです。
ニュートンが高いほど腰にいいのですか?
「高いほどいい」とは言い切れません。硬すぎると肩とお尻だけに圧力が集まり、腰が浮いてしまうことがあります。
大切なのは、適度な反発で支えながら体圧を散らすことです。自分の体重と寝姿勢に合った硬さを選ぶのが、遠回りに見えて近道になります。
まとめ|数字の意味を知れば、硬さ選びは迷わない
ニュートン(N)は、マットレスが体を押し返す力を表す数字です。大きいほど硬め、小さいほどやわらかめ。やわらかめが約100N未満、ふつうが約100〜150N、かためが約150N以上、という区分でとらえると分かりやすくなります。
同じ数字でも、体重と寝方で体感は変わります。軽めの人はやわらかめ寄り、大柄な人はかため寄り。仰向け中心ならやや硬め、横向き中心なら肩が痛くならない硬さ。
やわらかすぎれば腰が落ち込み、硬すぎれば底つきと圧力の偏りが出る。どちらに振りすぎても、別のつらさが出てきます。そして、ニュートンの数字はメーカーで基準が違い、何層もの構造のどの部分の値かで体感が変わります。
数字は方向性をつかむ参考にとどめて、構造や実際の感触とあわせて判断するのがおすすめです。迷ったら、体重・寝方・今の不満の3つを書き出し、部位で硬さを変える発想も思い出してみてください。
部位で硬さを変える選択肢を知ったうえで気になった方は、構造と数値を公式ページで確認してみてください。あなたの体に合う一枚が見つかることを願っています。雲のやすらぎプレミアム モデル3R 公式ページを見る

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